仙腸関節は背骨と骨盤をつなぐ関節で靭帯や筋肉により強固に固定されています。
3〜5mm程度稼働するといわれており、ショックを吸収するような役割と言われております。
日常生活での不良姿勢や出産などがきっかけで背骨と骨盤の関節同士の不適合が生じ、痛みを誘発すると考えられております。
仙腸関節由来の腰痛とともに、骨盤周りから下肢、鼠蹊部にかけて広がっているのが特徴です。腰の痛みだけではなく下半身に関連痛が広がっているのが仙腸関節障害の特徴でもあります。
引用:日本仙腸関節研究会HPより
仙腸関節障害の診察で特に重要なのが、患者様の症状と触診です。
○長時間の座位で痛む。
○痛む場所を指差すと仙腸関節に近い。
○関節を圧迫すると痛む。
○骨盤ベルトをすると楽になる。
他
仙腸関節障害は、腰や骨盤周りの筋肉の緊張などが原因ともなるため、当院ではまず筋肉の状態を良くするよう鍼灸治療と手技療法での施術を行います。
股関節周囲の深部の筋肉が緩むことで骨盤周りがバランス良く動くようになります。
症状の経過によって、自重で行うリハビリテーションを併用すると結果がいいことが多いです。