野球肩(投球障害肩)

野球の投球にて肩が痛む。このように投球動作によって引き起こされるスポーツ障害を、"野球肩"または"投球障害肩"といいます。

肩には骨、関節、靭帯、筋肉、神経などたくさんの組織が前後左右から関わってきます。それらの組織が投球によって障害される病態です。

・インピンジメント症候群
・上腕骨骨端線離開
・腱板損傷
・肩甲上神経損傷　など

過度な投球動作による肩の酷使が原因となることが多いですが、根本的には体幹や股関節の柔軟性不足、肩や肩甲骨周囲の筋力不足、不適切な動作フォームなど、様々な体の要因も絡んでいます。

当院では除痛や消炎目的で微弱電流、アイシング、温熱療法などの物理療法。疼痛が軽減したらストレッチングやスポーツマッサージ、鍼灸治療等による肩関節、肩甲胸郭関節（いわゆる肩甲骨）の可動域改善を行います。

投球フォーム改善に向けて、アスレティックリハビリテーションを並行して行いながら、復帰への準備も並行して行うのがベストでしょう。