寝違えの痛みの原因ついては、様々な意見があります。
■睡眠中の不良姿勢が続いたために一部の筋肉に血流障害が起こった。
■前日などにスポーツや労働をして一部の筋肉が痙攣している
■頸椎の後ろの関節(椎間関節)に炎症がおこる
などの原因が考えられています。
・起床時の首から肩にかけての痛み
・痛みによる可動域制限
・頸部周囲の筋肉の過緊張
起床時に痛くなり、数時間から数日で痛みが改善していくのが一般的です。
手足のしびれ、手足の動きの鈍さ、深部反射の有無、場合によっては整形外科と連携しレントゲン写真での骨の変化などで判断します。「寝違え」の場合には、首の動きは制限されていますが、上記の診察や検査では変化は認めません。
痛みが長期間治らない、あるいは異常がある場合には、頚椎椎間板ヘルニア、頚椎症性神経根症、頚椎症性脊髄症、転移性脊椎腫瘍、脊髄腫瘍、強直性脊椎炎、関節リウマチなどの病気の可能性もあります。その場合は整形外科との連携が必要となる場合もあります。